したいろく

「したい」録、慕い録、肢体録、死体録、四対六

何かを得たい

パーフェクトイヤーってのは初出はE系のグループらしいですね。

 

バンもんのオリジナルプロジェクトだとばかり思っていたら、日曜朝の音楽番組にバンもんが出ているときに「パクリではないんですか…?」っていじられていて初めて知った。かなりのテレビっ子を自認している私ですが、Eさんみたいな表街道の話題には滅法疎いのです。ああ恥ずかしい。

 

前回のブログは改めて見直してもひどい。酒も飲まずに勢いだけでよく書けたもんだと逆に感心する。思考の言語化と妄想の言語化では賞味期限が違うことを改めて実感した。妄想は生ものです。

 

東京に戻ってきてからというもの昼夜逆転の生活が続いていて、社会復帰に不安を抱いている。交通費をケチって早めに戻ってきたのだが、社会的な人間関係がこれまで以上になくなってしまい、ただただ食費と書籍代に貯金が蝕まれていく生活を送っている。昼夜逆転のメリットとしては、深夜徘徊の際は大概の店が閉まっている為浪費を防いでいることぐらいだろうか。昼過ぎに起きて、人をダメにするソファに一日中体を預け、深夜になってやっと重い腰を上げてラジオを聴きながら近所を散歩する。生産活動を一切行わないことも逆に辛いものだ。

 

消費活動についてはこれまでとは質を変えてみた。テレ東の深夜番組「ほぼほぼ」のアイドルフェスに単独参戦した。


ほぼほぼフェス 生ハムと焼うどん with あの、しふぉん、まえだゆう ~「ツイテール」練習中~

アイドルのライブに一人で行くのは初めてである。翌日の水曜JUNKで当番組のMC山ちゃんも言っていたが、ゆるめるモ!predia生ハムと焼うどんのパフォーマンスはお世辞抜きで腰が抜けた。番組内では非常に力が抜けているアイドルが、ライブでは凄まじいパワー・熱量で表現していた。普段おとなしい子の「やればできる」姿を見せられた時の衝撃はとてつもない。これまで勝手にB組仲間のような意識でいた同胞が全力で輝いている姿に心を揺さぶられないわけがない。ああ、このパワーに対して俺は何を返していけるのだろうか。何を生み出しているのだろうか。

 

生うどんはこれまで「いけすかねーな」と思っていたが本当に反省したい。彼女たちのセルフプロデュース力を知らずして、よくこれまでテキトーな批判をしていたものだ。「ツイテール」「たまごかけごはん」の圧倒的多幸感・一体感。本当に断食が心惜しい。


ツイテール

prediaはそもそも存在自体そこまで認知していなくて本当に反省ものだ。メインボーカル湊さんの圧倒的歌唱力。コーラスワークの美しさ。振付も直球ド真ん中160km/h(特にギリラブ)。2列前の席の真面目そうなサラリーマンのおっさんも追っかけなんだろうな。わかるわかる。


predia「美しき孤独たち」 MUSIC VIDEO DANCE SHOT ver.

そしてほぼほぼフェス単独参加の主因、ゆるめるモ!。普段とのギャップが一番強いのは彼女たちだろう。後藤まり子作詞作曲の「id アイドル」から始まる狂気にも近い圧倒的推進力。「震えて甦れ」の曲フリで本人たちも言っていたが、この「わからないやつには一生わからなくていい」感。それ故のバチッとハマった時の、芯まで抉り取られるかのような感覚は楽曲以上に彼女たちの個性によるものだ。バンプオブチキンとかラッドウィンプスとか、バンド名にしちゃえば簡単な話だが、本当の意味での「ゆるゆる生きているように見える人間の本気の一撃」の恐ろしさを全身で感じる。誰しも普段から真面目に一生懸命頑張って考えて生きている。奥底まで考えていない人間ほど、人に対して「もっと真面目に考えろ」などと言うものだ。だから、私は人に対して「もっと考えろ」などと奢った意見は言えない。みんな考え抜いたところで生きている。そのうえで「考えない」という選択をした可能性だってあるかもしれない。


ゆるめるモ!(You'll Melt More!)『id アイドル』(Official Music Video)

 

 

ライブ会場の後ろの方で一人ぼーっとそんなことを考えて、充実のうちに帰宅。早速YouTubeを漁り、ゆるめるモ!はアルバムを2枚Amazonで買ってしまった。そして誓った。アイドルの現場にもっと行こう。在宅派などとこれまで気取っていたが、一人で会場に行くから全身で感じるパワーがあるものだ。翌日早速SHOWROOMでけちょんにコメントしたぜ。

 

YOU ARE THE WORLD

YOU ARE THE WORLD

 

 

今週は何も生産せず、ただただ消費者として貪り続けるだけの一週間であった。父の命日も結局何もしなかった。だがしかし社会復帰へのカウントダウンは刻一刻と減っている。今更なにを「自信がなくなってきた」だの「不安になってきた」だのホザいているのだ。逆だ。消費者としてアイドルのライブに参戦し、消費の中から知見を得たのだ。これから嫌というほど社会との交流から経験を得る。だが知見は今後なかなか得ることができない。今しかできないことを私は日々しっかり行っている。それが血となり肉となり自信になる。男の最高の化粧は自信だという。ちなみに女の最高の化粧は笑顔だそうです。

 

さらにもう一つ。「他人に期待しない」ということは肝に銘じておきたい。

勝手に他人に期待するから傷つく。期待するほど他人は私を見ていないし、評価もしていない。期待しているほど他人は私に優しくない。だからこちらが下手に出て相手の顔色を伺っても、相手は何にも感じないし、更に調子に乗って上からマウントをかけてくる。それが自分を苦しめる。だったら自分にもっと期待した方がいい。自分の身の回りの環境を自分で整えて、自分の能力を最大限発揮することに期待した方が百倍いい。他人なんかに期待しちゃだめだ。下手に出ちゃだめだ

 

そんなことをこの一週間練り続けて、今日も私は「id アイドル」を聴いている。