したいろく

「したい」録、慕い録、肢体録、死体録、四対六

距離感を知りたい

2018年最初の更新が4月中旬まで滞っていたことを深く深く詫びます。

 

12月の風俗の彼女とは、2回目があった。

もうたまらなくなり、どうしようもなくなり、店に電話をした。

当初出勤予定の無かった日に出てきてもらった。

いただいた時間は90分。遠距離恋愛をしていたカップルのような気分だった。

彼女を大切に扱い、いざ別れの時に、「本気で好きになってもいいですか」と訊ねた。

彼女は少し泣きながら、「こんな職業だし、やめたほうがいいですよ」と答えた。

「大したことは言えないけど、ちゃんと人の役に立ち、一生懸命働いてお金を稼いでいる人に対して、職業で人を判断することなんかできませんよ」「第一、僕もこのお店に来ている時点で同じ穴の狢だし」そう返した。

彼女は風俗で働いていることを少なくとも家族に言っていないそうだった。「そりゃそうだよなあ」という思いと「自分の行いに自信を持ってほしい」という気持ちが入り混じった結果、言葉はいらない気がした。

結局連絡先を交換できた。だが、年が明けてから一度も連絡は取っていない。2回目の時点で一つの山に登り切ってしまったような感覚があったのだと思う。これ以上彼女との距離を縮めることがお互いにとってプラスになる気がしなかった。

 

風俗は向いてない。自分の中でその答えは出た。どうしても好きになってしまうから。

ただ、その2度の風俗経験のお陰で、少し風向きも変わったとも思う。風俗行ったら人生変わるぜ。

 

風俗前後から行き始めた一人酒(スナック・バー)でいい出会いがあった。同じ趣味の同年代の友達ができたのはもちろん、女性と距離が縮まることもあった。人見知りなのは変わらないけど、人と向き合う時の距離感の測り方が前より上手になった気がする。(モテ期が来たと吹聴してまわったりもした。)

それと同時に、「知りすぎてはいけないこと」にもたくさん触れてきた気もする。自分の立場をわきまえて、踏み込みすぎてはいけない領域には立ち入らない。そこまで求められてないし、そこまで耐えられるほどの許容量が自分の中にはない。

 

人との距離って難しい。

そんなことを思いながら東京での生活を終えた。

 

この1年間は、それまでの澱みきった毎日が濾過され、一日一日が瑞々しく感じられた。本当に人に恵まれた。上司・先輩・同期・後輩。飲み屋の店員、名も知らない常連さん。いろいろな人がその持ち場持ち場でテリトリーを持って頑張って生きてるし、その苦労や価値観を人に押し付けてこない。たくさんのことを学ばせてもらった。

だから自分も人と一定の距離を保つことを大事にしつつ、最大限力になりたいと心から思った。大好きな人たちが、それぞれの生き方・道を、幸せに歩むことができるように。

 

で、実家。

もちろん財政面は楽にはなったとはいえ、一言で言って面倒な毎日。距離が近すぎて、一つの事の端々でイラッとする。完全な独裁国家を築く母親、そして異常に頑固で偏屈な兄との3人生活は、言葉を発するのにも御両名の機嫌を察知しなければいけない面倒くささであり、帰ってきてから毎日腹痛を起こしている。

東京では外でイライラすることが起こった日でも、家に帰れば一人で静かに寝て忘れるだけ。でも実家はそうはいかなくて、おはようからおやすみまでずーっと誰か(家族)が近くにいる。自由とは最大の贅沢なのだな。。。

 

そんな自分が誰かの人の役に立ち、外の誰かと深い関係になれるようになるまでは相当時間がかかりそうだなあ。

でもいつかはそうなりたい。人前で笑顔を見せながら、陰で歯を食いしばって心を痛めてる人の背中をそっと押してあげることが自分の仕事だと思ってるしね。

 

うるさい実家の中で引きこもりながら自分を磨いて、外と繋がるきっかけを虎視眈々と狙っている2018年4月15日の夜でございます。

 


大江 千里 YOU


透明人間 - 東京事変(Tokyo Incidents)

 

 

 

<最近の競馬(GⅠのみ抜粋)>

フェブラリーS

インカンテーション

ゴールドドリーム

→1着ノンコノユメが抜けてハズレ。3連単軸2頭マルチで外すか、おい。

 

高松宮記念

◎セイウンコウセイ

レッドファルクス

→1着ファインニードル低評価で総崩れ。香港馬に色気を出して撃沈。

 

大阪杯

ペルシアンナイト

〇スワーヴリチャード

馬連・三連複大的中!前日のダービー卿CTと合わせて5万近くの払戻し!

 

桜花賞

◎プリモシーン

〇ラッキーライラック

→戸崎J出遅れ&進路見つからず終了。戦前アーモンドアイに低評価をつける節穴。

 

皐月賞

◎サンリヴァル

〇ステルヴィオ

→本命2着も、人気馬総崩れで縦目決着。3着のPOG馬を信じきれず神にも背かれる。